この記事は最終更新日が【2017年1月22日】のため、内容が古い場合があります。最新記事があるTOPページや、ページ上部にある「サイト内検索 」もお試しください。

数年前に他県に住んでいる弟が千葉に遊びにきました。
弟「なんかあの鉄塔おかしくない?途中で切れてるみたいに見えるんだけど。低すぎるでしょ。工事の途中なの?
こいつ、なに言ってるんだ?

袖ケ浦駅から木更津市よりの内房線と小櫃川の側に立っている鉄塔。場所はここ↓↓

どれどれ、…ん?あれ?

言われてみれば確かに…

一番上のところがスパンッと切ったというか削られたというか…なんだか違和感があるように見える。
「低すぎる。工事中?」と感じるのは、鉄塔が紅白に塗装されているから。

というのも、航空法「航空法施行規則」に「昼間障害標識」というものがあり
“航空機から視認出来るよう、高さ60mを超える高い建造物は全長に対して上からから赤と白、または黄赤と白で交互に7段塗色しなければならない”
と定められている。

特例もあるらしいけど、有名なものだと東京タワー。展望室を除けば確かに上から赤白に塗装してありますね。

見かけた鉄塔が60mかどうかは分からないけど、感覚的に『あの高さなら赤白でに塗装しなくてもいいんじゃない?=低すぎない?』ということらしい。
工事途中かと聞かれれば、最近あの鉄塔で工事らしきものもやっていないからそれも違うだろう。

じゃ、なんであんなにも違和感があるんだろう…

これは気になる気になる…。

 

ということで、

ちょっとだけ調べてみました!

結論からいうと、
以前、この鉄塔はもう少し高さがありその部分にパラボラが2つ付いていた。今から13年程前の2004年頃にパラボラは撤去され、上部の赤白の鉄塔部分も撤去された模様。
とのこと。

この鉄塔は今のKDDIの前身企業のDDIが立てた「袖ケ浦リレーステーション」というものらしい。
昔、固定電話で加入電話会社とは別の電話会社に通話するときにこのリレーステーションを中継局として使っていたとのこと。

その後パラボラ部分は撤去されたようです。無線通信ではなく光ファイバー通信に変わったりして、パラボラ部分が必要なくなったのでお役御免で撤去になったのかもしれないですね。今はみんなケータイでの通話のが多いしね。

現在は柱部分にいくつか何かのアンテナらしきものが付いていて、多分上部は避雷針かな。

上部の鉄塔を取ったので7段ではなく5段の赤と白になってますね。
今は無き赤白の部分を想像すると、結構背の高い鉄塔だったんだなー。

スパンッと切ったり工事中ってわけじゃなくもっと背が高かったかったのね弟よ、お分かりいただけたかね?

鉄塔の上の部分って、こうやって撤去出来ちゃうものなのですな。
なんというか、この形状だと温泉か石油の採掘でもありそうな感じだよな…

 

カナ@きさレポ(石油王からの連絡は随時お待ちしております)

■ちょこっとPRコーナー■

こちらの記事もご興味ありませんか?

コメント

コメントを返信する

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です